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侏儒の演奏

北谷戸組の囃子の基本吉田神社神楽太鼓の基本チリカラ春日神社神楽太鼓の基本知立神社宮流神楽の基本大島、八幡社神楽太鼓の基本


大島、八幡社神楽太鼓の基本

 大島の神楽は、一色町の諏訪神社の神楽を導入しました。とはいえ、年数が経っていますので、若干違うところもあるようです。基本は、バチを回して予打を1打、続けて本打を2打です。途中、ドドンコ ドン を基本とする打ち込みが1回挿入されます。
 締太鼓の叩き方は、春日神社と同じです。テデスク テデスク の後、以下 テンテコ の連続となっています。

知立神社宮流神楽の基本

 宮流は、締太鼓と大太鼓を1人で叩きます。軽い太鼓桴を用いますので、テンポが速く、打数も多くなっています。一番の基本は、テンテコの繰り返しです。
 曲は、本曲部分で8拍のフレーズが12クサリで構成されています。基本の叩き方は左の通り。決まった叩き方はなく、演奏者に任されますので、演奏者により叩き方は複雑に変化をします。また、裏拍が多用されます。
 上の基本の打法をマスターすると、いろいろな打法を習得できるようになります。
 3つ例を上げました。これらを曲に合わせて組み合わせると、とても華やかな演奏となります。同じ音が続くときには、裏拍が強拍となります。
 1フレーズが8拍にならないところもあり、太鼓方は、笛を熟知している必要があります。従って、宮流の囃子方は、笛も太鼓も練習します。


春日神社神楽太鼓の基本

 春日神社の神楽太鼓にも基本があります。左の手付けが基本となっています。「春風」という曲の大太鼓は、これの繰り返しで構成されています。他の曲も、これが多用されています。初心者が、先ず覚えることといったら、これでしょうね。
 対して、締太鼓は、導入部を除いて、テンテコの繰り返しです。すべて大桴です。ここの締太鼓は、とても強く革を締め上げていて、いい音が出ていました。

チリカラ

 北谷戸組の囃子のような屋形は、チリカラとも呼ばれています。「チリカラ・チリカラ・スットントン」と言えば、鼓の手付けではないですか。チリカラとは、大鼓と小鼓のアンサンブルであります。チリは大鼓、カラは小鼓を表しています。鼓があったればこその屋形ですね。

吉田神社神楽太鼓の基本

 吉田神社の神楽囃子は、大太鼓(約3尺の長胴太鼓)、締太鼓、篠笛の3種類の楽器によるアンサンブルです。
 大太鼓には基本のパターンが有ります。まずは、導入で2打。続いて、次のパターンが組み合わされていきます。曲の盛り上がりに合わせて組み合わせや長さが考えられており、感心してしまいます。
 ドンは大桴、ドは小桴、ズは擦り桴となります。
パターン1「局」
 右手だけで演奏します。左手の桴を意識的に打つこともあります。所謂、曲打ちの場面で、叩き手の個性が一番良く出ます。
 
パターン2「三撃ち」
 右、左、右を2回打ちこみます。太鼓が目立つ華やかな場面となります。


パターン3「貝取」
 左、右と交互に打ちます。曲が一番盛り上がる部分、所謂、歌う部分に多く演奏されます。太鼓を地味にして、笛を目立足せるようにしたものでしょう。大抵、最後に打ち込みが付きます。この打ち込みは、左から叩きます。

パターン4「打ち込み」
 右から交互に打ちます。曲が、ドミナントで決まるときに演奏されます。
 曲は、踊りが終わるまで演奏されます。踊りが終わると、曲の切れるところまで演奏し、コーダへと続きます。このコーダの入り方が難しく、経験が必要となってきます。
 締太鼓が、このアンサンブルのリーダーとなります。大太鼓を叩くときには締太鼓は小桴で、大太鼓を叩かないときには大桴にします。また、曲想に合わせて、パターンの組み合わせが考えられており、笛を目立たせたり、太鼓を目立たせたりすることができるように構成されています。実に良く作られていますね。
 このパターンから外れる曲もあります。

北谷戸組の囃子の基本

 北谷戸組の囃子で、太鼓の基本は、「テデスク天」です。読んだ通りで、テデは、右左の中桴、スは右の無音桴、クは左の小桴、天は大桴です。ほかに、ツは、右の小桴、大太鼓はドン。
 「早馬」の太鼓譜では、
 テデスク天のスッ天天、テデスク天のスッ天天、天天天の天ドンドン、天天デデスクスク天、ドドンコドンテコ天ドン、ドンツクツクツク、ツクツクツクツク、ツクツクツクツク、テデスクスク天、天天ドンドン天天ドンドン、天ドン天ドン天ドン、天ードンドン。
と、なります。
 ところが、テ(右中桴)・デ(左中桴)とツ(右小桴)・ク(左小桴)を区別して叩くのが難しく、すべて、中桴か大桴に成ってしまうのです。これを正しく演奏できるのは、今や1人(99歳)に成ってしまいました。