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西尾市徳次、白山神社の神楽

愛知県西尾市徳次、白山神社の秋祭りは、毎年10月第3日曜日に行われます。
神楽が、毎年奉納されます。

社殿

 平成10年に新築された社殿。

神楽殿

 伏見屋より、矢作川を越えて、一番初めに伏見屋流神楽が伝えられたということ。
 80余年前、幸田町大草から神楽を習いに来た歴史がある。大草神社遷宮の際には、太鼓を持って出張演奏を行ったという言い伝えが残っています。太鼓だけではなく、幟等、祭り用具一式運んだようで、幟の竿が長すぎて、曲がれなかった道があったとか。
 神楽26曲中(神降ろしと神納めは同じ)、現在25曲が生きていると言うことです。
 市内では、江原に伝えたことが分かっています(『西尾市史』)。
 この神楽殿は寝殿造り風で、碧南方面の神楽殿の作りと同じです。

神楽太鼓

 口径3尺8寸(113cm)もある、欅刳り抜き胴の太鼓です。
 欅刳り抜き胴としては、この界隈で最大級です。胴内に記録がありました。

  文化2年巳年秋願済み
  同
  文化3年丙寅年春
   2月迄細工出来
  神君様御代
   御用相勤来り候右
  為御国忍
   奉献上之者也

  御軍用御太鼓


神楽
動画  (mpeg4 コーデック入手先
 神楽の練習です。曲目は「伊勢海」。早神楽の方が得意なようです。
 「伊勢海」は、吉田で言う「神下がり」と同曲です。
 吉田と、曲や太鼓の手組等に類似点が多く見つかります。
 大太鼓、締太鼓1,三河笛使用。朝日流・伏見屋流では、締太鼓は1台のようです。

動画
 祭礼神事の中で「神降ろし」を演奏し、拝殿の中で舞いが奉納されます。
 その後、神楽殿にて、「伊勢海」から順に演奏されます。従って、ここの神楽は余興ではありません
 神楽終了時には、やはり拝殿にて、「神納め」を演奏し、舞いの奉納が行われ、祭りが終了します。

動画
 曲目は「梅ヶ枝」、吉田では「岡崎」、朝日流では「神誓い」と言っています。
 朝日流の「神誓い」とは、ほとんど同じです。
 扇子の振りは、上から下に回転させます。西尾市・幡豆郡タイプです。
 衣装は、碧南方面と同じ。
 以前は、冠を使用していました。
 通常は2人、早神楽だけは、4人で1回だけ舞います。


 彩り物は、扇子、刀、菊花、柳
 刀、菊花、柳で1組となり、3人で舞いが行われます。
 彩り物は、同じ流儀でも地区により結構違います。


 今年から、囃子方に子供が入りました。将来の後継者として活躍してくれることでしょう。


 始まる前は、退屈退屈。

神楽曲目(註 吉浜下と打球・紅葉狩りの曲内容が逆になっています。)
表の部
 春の舞(双調・壱越) 神降ろし 伊勢海 梅ヶ枝 八重垣
 夏の舞(黄鐘・平調) 松風 呉竹(巣籠) 打球
 秋の舞(平調・盤渉) 羽衣 雲井 紅葉狩
 冬の舞(盤渉・平調) 下がり葉 薄雪 橋姫
裏の部
 神明神楽 白衣(飛び入り) 間抜け 矢車 蔦の葉 幸神神楽
真の部
 猫邪 鶴(飛び入り) 八重垣姫 矢車崩 伊勢海くずし 天の川 神納め 早神楽

神楽曲の比較
神楽曲の対応表
番号吉田、川岸・北谷戸の曲名伏見屋流の曲名備考
笛神楽神降ろし曲は似ていませんが、神楽を始めるときに、同様の儀式を行う意味で。
神下がり伊勢海同曲です。
岡崎梅ヶ枝同曲ですが、だいぶ違いがあります。
矢車八重垣同曲ですが、だいぶ違いがあります。
矢車崩し橋姫同曲です。
ひょんやつ紅葉狩同曲です。
すごもり巣籠もり同名同曲です。この巣籠もりだけは、諏訪神社、春日神社にも同名・同曲が有り、流れを感じさせられます。
間抜け間抜け同名同曲です。太鼓は、1手の手組を繰り返すことも同じです。
二つ目薄雪同曲ですが、少し短くなっています。
10二つ目崩し矢車同曲ですが、少し短くなっています。
11ノップル紅葉狩りほぼ同曲です。
12早神楽早神楽曲の構造が似ています。
 メロディーの違いの大小はありますが、2から8までの曲は、各フレーズがきちんと対応し、小節数まで一致します。
 朝日流にても、異名同曲が多数存在します。ただし、小節数までは一致しない曲が多いです。
 伏見屋流と朝日流とは、曲想が似ています。