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春日神社の神楽

愛知県幡豆郡吉良町上横須賀、春日神社の秋祭りは、毎年10月第1土・日曜日に行われます。
上横須賀の各地区の太鼓保存会がそれぞれのだしを出し、盛大に行われます。
神楽は、6地区で回り持ちで行います。2003年は法六町、2004年は栄町です。

拝殿等
なかなか立派な神社です。お足袋子さんが走っています。もうじき始まるのでしょう。
 かつての矢作川は氾濫が多かったため、江戸時代に米津と油が渕との間の洪積大地を掘り、矢作川のバイパスを造りました。そうしたら、落差の関係で、バイパスの方に水が多く流れるようになり、下流域での氾濫は少なくなったようです。そのため、現在の横須賀辺りの土地利用ができるようになり、開拓されて発展したようです。そのとき、春日神社が鎮座されたと記録にあります。


神楽
 赤い、きれいな太鼓です。胴の形からすると古そうですが、金具は新しく、色はきれいです。
 小学生が太鼓を叩いています。締太鼓は保育園児もやります。どの子も、きちんとお行儀良く、立派に演奏しました。
 流儀は、大和流に近く、伏見屋流が混ざったような印象を受けます。

 保育園児から6年生まで舞います。2曲舞うと交代します。4人1組で舞います。2曲のうち、「鷹の舞」が必ず毎回演奏されます。何かいわれがあるのでしょうか。
 左に見えるのは、舞いのお師匠さんです。

 曲目は全6曲。「道行」「青木の里」「鷹の舞」「鶴の巣ごもり」「春風」「早神楽」です。自然を謳ったものが特徴です。
 「道行」という曲は、朝日流にあり、舞姫を家から神社まで迎える道々で演奏される曲ですが、曲名は同じでも、同曲ではありません。
 「早神楽」は、伏見屋流の「早神楽」と同曲ですが、短くなっています。
 「鶴の巣ごもり」は、大島の「鶴」とほぼ同曲です。他地区にある「すごもり」とは違うようです。
 明治40年頃の写真を見ると、囃子の記念写真はあるのですが、神楽はありません。青木地区との合祀が大正7年に行われており、神楽は青木地区が伝えたと思われます。

動画「道行」
 「道行」は、伏見屋流で言う「トッピン」とか「打球」とか言われている曲です。
 始まりの笛の合図の仕方や、締太鼓の叩き方、コーダは、大和流と同じです。

動画「鷹の舞」  「鷹の舞」は、吉田でいう「神下がり」です。
 採り物は、扇と鈴の2種。
 2曲で交代しますので、1曲目は鈴、2曲目は扇の舞いとなっています。

動画「早神楽」

 碧南系では、早神楽(上げ神楽)は、一番最後に1回のみで鈴の舞いとなっています。
 ここは、鈴と扇で2曲を行います。さらに、舞いチームが3組あれば、3回行います。
 何度も早神楽を行うところは、吉田流と似ています。
 この曲は、伏見屋流の「早神楽」の前半部分とほぼ同じです。
 最後まで同じテンポで演奏されるところが、碧南系や大和流と異なるところ。

大祭儀式
動画「浦安の舞い」

 「浦安の舞い」とのことです?
 大祭儀式の最後に行われる舞いです。
 この後、続いて神楽舞が奉納され、伏見屋流と同一の形式を取っています。
 この舞いは、下町地区が奉納することになっています。

囃子
下町の囃子の昔のスタイル
 およそ100年前の祭りスタイルです。今のスタイルとあまり変わっていません。(深谷氏提供)
 笛は5本調子くらいに見えます。笛、三味線、締太鼓2丁、平太鼓、小鼓、大鼓が見えます。今と変わりません。締太鼓は、担ぎ桴になっているところを見ると、どこかへ習いに行ったように見えます。

 屋形(ちりから)を使用した囃子は、下町が一番最初で、法六町、上町、吹貫、本町、雑役免、下河原、須洗に広まっており、かつては屋形囃子がずいぶんと多く賑わったようです。現在は、下町と法六町が行っています。

春日神社の神楽音楽をmidiで再現しました。
   ※吉田神社の神楽曲と似た曲が2曲有ります。
(注)正しく再生するには、YAMAHAのICのついたサウンドボードか音源が必要です。
   制作に当たり、音源:Yamaha MU-500;モニタ:JBL 4344 を使用しています。
吉良町上横須賀 春日神社の神楽音楽
鷹の舞楽譜この曲は、日本音楽で言う田舎節ですが、コーダの終わりに、何と半音が出てきてびっくりしてしまいます。笛は古典調6本調子です。吉田では、この曲を「神下がり」と呼んでいます。
鶴の巣ごもり楽譜この曲は長めなので、1回と少しで舞いが終わってしまいます。1回の舞いは、笛の合図から、終了まで、約3分、舞いの正味は2分半くらいです。曲名がいかにも神楽という風で優雅ですね。
青木の里楽譜少し曲が短く、2回半演奏されます。「青木」という地域名が曲名の由来でしょうか。吉田では、「ひょんやつ」と呼んでいます。
春風楽譜「青木の里」と同じ長さです。春風の雰囲気が曲に現れています。大太鼓の打ち方が、すべてドドンコドッドン・ンドッドンですので、初心者が基本の打ち方を覚えるのにちょうど良い曲となっています。この曲は、吉田には有りません。