愛知県碧南市大浜上、熊野神社の秋祭りは、毎年10月第2土日に行われます。
神楽舞いが奉納されます。2004年は創建950年式年祭が行われました。
上の宮拝殿
立派な拝殿です。とても大きな造りです。
彫刻も立派です。
屋根の上には、守り神が。
多数の参拝者が見込まれるため、階段にはスロープが付けられました。
立地
大浜下、熊野大神社と同様、かつては、海岸でしたので、神社のすぐ横に堤防があります。
神社の裏には、往時の様子をかいま見ることが出来る松林があります。
低地のためか、神社境内は土盛りして高くしてあります。
上の宮神楽殿
鉄筋コンクリート造りで、碧南の標準的な大きさです。
碧南では、どこも神楽殿の正面には神殿が置かれています。
太鼓
3尺弱の長胴太鼓です。185年前に製作されました。
神楽は、江戸時代、獅子神楽等が流行る以前に、尾張へ習いに行き、覚えてきたとのこと。ここから近隣各地へ広がっていった模様。
流儀は朝日流ですが、当地では特に名称を付けていないようです。
締太鼓1、篠笛11本調子(三河笛)
曲目は、みちゆき、みやいり、あふとろ、あふとろ2、おーばこ、おーばこ2、ひゃひゃらい、ひゃひゃらい2、とろひゃい、とろひゃい2、こうそう、こうそう2、こうそうくずし、こうそうくずし2、やぐるま、やぐるま2、おーもん、おーもん2、やぐるまくずし、やぐるまくずし2、すごもり、すごもり2、たったがわ、たったがわ2、さがりや、さがりや2、なかしん、なかしん2、しんめい、しんめい2、のうくずし、まぬけ、まぬけくずし、あげかぐら、さがりかぐら
「みちゆき」は、巫女を迎える時に、「宮入」は、巫女が神社にはいる時に、「下がり神楽」は、巫女を送り届けるときに演奏されるものです。現在は行われていません。
神楽
動画 すごもり
(mpeg4 コーデック入手先)
巫女神楽と呼ばれています。
巫女は8名。2人ずつ横に並んで舞います。
かつては、4名でした。
動画 上げ神楽
神納め・早神楽だけは全員で舞います。
巫女さんも、太鼓の練習。
創建950年式年祭
3日間掛けて盛大に行われました。稚児は1500人も集まりました。
稚児行列
すごい稚児行列です。稚児の数が1500人!
囃子を伴って、巫女が先導します。
10時から行列を始めて、昼になっても終わらず、午後3時までかかりました。
囃子
大浜では、チャラボコは行われていません。
囃子車は、チャラボコとほとんど変わりませんが、チャラボコではありません。
「打ち囃子」と呼ばれています。
稚児行列では、先導で囃しました。
もち投げ
碧南名物、もち投げです。ここも盛大に行われました。
もち投げ後、神社の境内で、うずくまる人々がたくさん出現し、何事かと見たら、もち袋から景品引換券を取り出しているのでした。
尚、もちは軟らかく、おいしく頂くことが出来ました。
景品も有り難く頂いてきました。